斜め４５度ぐらいで。

　目の前にいるのは「敵」だと、誰かが言う。
　武器を持って、凶器を持って、私の命を脅かそうとする恐ろしい敵だと、誰かは言う。
　手に持っている凶器で、私の喉を掻っ切ろうとしているのだ。
　手に持っている武器で、私の心臓を貫こうとしているのだ。
　このままでは殺されてしまうぞ。死んでしまうぞ。それでいいのか？と問われて、そんなわけがない、と答える。そうだろう、と肯定されて。死にたくないと訴えて。ならば、武器を取れと言われた。死にたくないのなら、凶器を握れと言われた。
　戦え。勝て。負けは死。生き残るには勝つしかない。相手を殺してしまわなければ、自分が死んでしまうのだ。ここは何処？ここは戦場だ。生きるか死ぬかの戦場だ。争い傷つけあい、血で血を洗う恐ろしい場所だ。
痛いのは嫌。怖いのも嫌。苦しいのも辛いのも嫌。死ぬのも嫌。殺されるのは嫌。
　どうして私に、嫌なことをさせるの？


「憎いか？」

　憎い？

「憎いだろう？」

　にくい・・・。


「やりたくもないことをやらされて」

「それがお前の義務だと押し付けられて」

「負う必要のないものを負わされて、憎くて憎くて仕方が無いだろう？」


　それ、は。


「ならば抗え。己を脅かすものに。ならば戦え。己を守る為に。お前に理不尽を押し付ける相手を、消してしまえ」


　でなければ、お前はずぅっと、「嫌なこと」をしなくてはならないぞ？


「透子、ちゃん・・？」


　向けた切っ先の先は、綺麗なきんいろの目をした、ピンクの髪の、おんなのこだった。

セシルさんルートのファンタジーなあれやそれでもしも傍観主がサタンに操られたら。
りゅーや先生が実家が寺か神社でサタンの影響を受けなかったらしいので、傍観主なんかそれこそ鉄壁ガードにも程があるだろうと思うのですが、乗っ取られたら果たしてプリメンバーにこの子の開放ができるのか。
一番武力に訴えてますね。らしくないけどそこが傍観主の闇なのでしょう。一番らしくないことをさせてしまうっていうのがダークサイドなんでしょうねぇ。
「その世界」では強くはない傍観主ですが、普通の一般人にしてみたらどんだけ経験者なのかってことになりますので、普通に強いと思われます。あれプリメンバー超ピンチ。
てかマジで、誰がこの子を救えるのかね？誰の言葉も声も届かない気がするんだが・・・。
あとは学園長の代わりに傍観主乗っ取られルートとか。悪役傍観主降臨！みたいな。サタンさま捏造ルートですねわかります。

さて妄想もここまでにして本編取りかからねば・・・。