斜め４５度ぐらいで。

今日の更新

◎Long　水鏡の花　水宴の花（utpr）編アップ。

閑話ですけど、練習風景というか雑談というか、一応夢主が神宮寺君に渡した曲について。
曲の評価もちょろっと出しつつ、今回の曲のテーマは「家族愛」です。
最初っから曲のテーマはこれに決めていました。むしろ彼に歌わせるならこのテーマしかないと思っていました。一応話の筋もそれを意識して書き進めてきたつもりです。家族関係に問題があって、何より家族に認められたいと願うのならば、愛といえばまずこの愛から始まるべきだと思いました。一応家族「愛」ですから、ラブソング扱いです。情熱的なラブソングとして、歌い上げてくれると思いますよ？きっと。（笑）
あと、このテーマであるのならば夢主の思い入れも半端ないと思っています。それこそ他者を引かせるぐらいに、彼女の家族への思いは強いはず。それは死に別れた今生の父親へも、幼い頃別れた母親に対しても。
でもそれ以上に占めるのはきっと、理不尽に引き離された「異世界」の家族であることだろうと思います。
その家族に対して、きっと何も届けられないとわかっています。同じ世界であるのなら、死に別れたとしても、もしかしたら届くかもしれない。でも、世界そのものが違ったら？何より他者と違うのは、彼女自身が死んでしまっていることです。家族から見れば、傍観主が「死者」です。「死者」が「生者」に届ける歌って、どんなものでしょうね。それでも伝えたい思いがある。生きている内に言えなかったたくさんの言葉がある。それを伝える術が歌だとするならば、誰かに託すのも一つの手段なのでしょう。変わりに、君が、伝えられる内に伝えてよ。届けられないラブソング。それが傍観主の裏テーマ。ある意味で失恋、かなー。