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一足遅れてお盆休みだわっほーい!連休とか久しぶりだよねやっふー!
しかし出かける予定など立ててもいないのでとりあえず家の中でゴロゴロする予定。安定の引きこもりですけれども泣いてなんかいませんよ・・・!
そんなこんなでレスでございます。不要の方もコメントありがとうございましたー!
「全く、アーチボルトの神童も落ちたものだな」
黙れ。
「こんな歴史の浅い下賤な家の生まれの者を重用するなど、高貴なる家の者がすることではないというのに。まぁ、元々随分と可笑しな頭の持ち主ではあったが・・・いやはや。これではアーチボルトの家も先が思いやられるというものだ」
黙れ。
「それにこの論文のことだが、全く見るに堪えないよ。あの頭の可笑しい天才殿はお褒めになったようだが、私から言わせてもらえばてんでなってないよ、ベルベット君。読む価値すらない駄作だ」
黙れ、黙れ。
「こんな論文のどこに褒める点があるのやら・・・彼の天才殿はどうも我々とは着眼点が違いすぎて、話にならないな」
黙れ、うるさい、口を開くな。
「如何なアーチボルトの家の者とはいえ、こうも見る目がないと困ったものだな。フォローに回る我々の身にもなってほしいものだ。なぁ?ベルベット君」
貴様に、あの人の何がわかる!!
カッと頭に血が上る。目の前が真っ赤になって、拳を握る手に感覚など最早ない。反射的に右腕の筋肉が張りつめたが、それを抑えるように左腕を動かし、ぐっと爪をたてて腕を掴む。その痛みに、僅かに冷静さを取り戻すと、にやにやと嫌味たらしく口元を歪め、底意地の悪さが顔立ちにも現れたような醜い顔で、豚のように肥えた体を揺らしてばさばさと論文をゴミのように辺りに散らした教師に、奥歯を噛みしめた。
「まぁ、頭の可笑しい天才と、頭の可哀想な落ちこぼれ。お似合いかもしれないがね。ベルベット君。そこのゴミは早急に片づけておいてくれたまえよ」
嘲るように口角を吊り上げ、機敏とは言い難い動作で論文だった紙をまき散らした教師の背中を射殺さんばかりに睨みつけながら、握りしめていた拳をゆるゆると解いていく。開いた手のひらには、食い込んだ爪痕がくっきりと残っており、僅かに皮膚に食い込んだのかうっすらと血すらも滲んでいた。
「馬鹿にしやがって・・・っ」
馬鹿にしやがって、馬鹿にしやがって・・・!ふざけるな。僕の論文が駄作?読む価値もない?この論文が、トオコ先生が認めてくださった論文が!?
「頭が可哀想なのはアンタだろ、あんの豚樽教師・・・!」
いや、論文が馬鹿にされるのはまだいい。これはまだ未熟なものだし、矛盾点もあれば論理も破綻しているところがある。煮詰め切れてない部分もあって、先生からも改良の余地ありと言われたものだから、甘んじてその罵倒は受けてやってもいい。けれど、けれど!!
「トオコ先生のことまで、馬鹿にしやがって!」
あの人の頭が可笑しい!?アーチボルトも地に落ちたぁ!?ふっざけんな!そりゃトオコ先生は名門の出とは思えないぐらい気さくだし、優しいし、歴史が浅い魔術の家系であっても分け隔てなく接してなんていうかどこか庶民的だし、機械やら科学にも好意的だし、生粋の魔術師としてみるなら変わり者ではあるけれど、それでもあの人の知識はすごいし魔力の質も量も並外れている。彼女の魔術師としての力は、そこらの魔術師など目ではないのだ。そう、まさにお前なんかよりも遙かに魔術師として成功している、天才、神童と呼ばれるに相応しい、最高の先生だっていうのに。それなのに、それなのに。
「・・・っくしょう・・・っ」
どうして、あの人まで馬鹿にされないといけない?どうして、あの人があんな風に貶されないといけない?僕が血筋的に劣るから?魔術師として未熟だから?僕のせいで、どうして先生までもが、あんな豚野郎に馬鹿にされないといけないのだ。あぁ、あぁ。許せない。許せない。許さない。絶対に!
「絶対、認めさせてやる・・・もう二度と、先生を馬鹿になどさせるものか・・・!」
先生、先生。トオコ先生。この世界で、唯一人僕を認めてくれた人。微笑んで、すごいと言ってくれた人。
きっと、必ず。認めさせてやる。僕があの人の一番弟子であること。あの人が本当に素晴らしい人であるのだということ。必ず、必ず認めさせてやる。だから―――。
「―――先生、すみません」
この戦争に勝てば、きっと僕を認めさせられる。あの人が誇れる弟子になれる。もう、あの優しい人を貶させたりなどさせない。魔術師として成功すれば、この戦争に勝てば、ここで、実力を見せつければ。
あなたを守れるだけの、自分になれる。
だから、先生。
「貴女は、笑っていて」
それは僕が、聖杯戦争への参加を決める、ほんの少し前のことだった。
科学を嫌うのならば、電気も水道もガスも使わずに過ごせばいいのに、というのは屁理屈なのだろうか。それに、外国に行くのだって、飛行機やら船やらを使うわけで。まぁ船は昔からあったにしても、今の船は大昔のそれじゃなくてコンピューターを載せたそりゃもう立派な「科学」なわけで。それこそあなたたちが無駄に遠ざけてる恩恵じゃないの、と思いつつも、口には出さないでごくりを飲み込む。別に、伝統を重んじることは悪くない。それを守ろうと頑張ってるのも、むしろ尊敬に値するぐらい素晴らしいことだ。かといって、新しいものを全く寄せ付けない、というのは・・・ちょっと違うんじゃないかなぁ。
「と、思うんだけど、ソラウはどう思う?」
「確実にこの世界では異端でしょうね。トオコ、あなたってば本当に、あのアーチボルトの人間とは思えないわ」
そういって、紅茶を片手に呆れたような、理解し難いものを見つけたような、そんな目でこちらを見つめる友人・・・とはいっても彼女の方がいくらか年上なのだが、友人といっても遜色ない、と個人的には思っている。まぁ、そんな友人に、苦笑を浮かべて首を傾げた。
「私も、何かの間違いだったんじゃないかなって思ってるよ。当主なんてそれこそ向いてないし」
「あぁ、そういえばそろそろ正式なお披露目だったかしら?あなたが当主なんて・・・アーチボルト家は大丈夫なの?」
「いやまぁ、当主といっても表面上だけだし。とりあえず、今将来有望な子がいるから、その子が成長するまでの繋ぎ?みたいな?」
というのを必死こいて取り付けたんだよ。いやマジで。あの家の直系だし、能力的には優秀?らしいし。正直よくわからないんですけどね。天才とか神童ってのは・・多分あれだよ。転生補正というか、中身の年齢分の人生経験のせいじゃね?と思う。まぁそれでも、一応親の期待というか、頑張らなくちゃな、と思ったので勉強、頑張りましたけど。
おかげで時計塔で働かせて貰ってます。うん。半ば強制というかあれよあれよという間に、みたいなノリでしたけど。えぇ、今目の前にいる友人のお父様が無理やり引っ張ってきたんですよやめて私先生とか向いてないの!どっちかというとメイドとかハウスキーパーとかに向いてるの!
てか本当、なんかもう様々なものが自分とかみ合っていないのだが、それでもギリギリ、そうギリギリなんとかやっていけてるこの現状。将来この重圧を押し付ける相手がいるからこそなんとか保っていられるが、そうでないなら私きっと逃げてた。逃げて故郷の日本に戻ってた。まぁ現在ここが故郷なんですけどね!思わず遠い目をするが、友人はそんなこと興味ないわ、とばかりに私お手製のクッキーをぱくぱくと口に運んでいる。
ていうかこれは、なんていうか、クッキーを食べることに必死になりすぎているような・・・・。
「・・・お土産いる?」
「頂くわ」
即答かい。まぁ、もともと用意してたからいいけども・・・。小袋にいれたクッキーを彼女に手渡しつつ。さらりと胸元に落ちてきた金糸を、鬱陶しげに後ろに払った。・・・あぁ。この髪色ほんと慣れないなぁ。自分の色であることはすごい違和感、と思いつつ、嬉しそうにクッキーを受け取るソラウに小さく微笑む。
「本当に、アーチボルト家の人間とは思えないぐらい料理上手よね。あなた」
私、正直家のご飯じゃもう味気ないのよ。と、憂い混じりにつぶやくソラウさんに、これは遠回しに飯食わせろってことなのかなぁ、と思いながら、うちにくる?と声をかけた。瞬間、華やぐ薔薇のように嬉しげに微笑んだソラウに、この子の家の料理って・・・?と思わず、首を傾げそうになった。
まぁ、なんであれ、この平和な時間が続けばいいなぁ、と。そう思わけでして。だから、断じて。
「・・・せーはいせんそーに参加したいわけじゃないのですよ・・・」
ソラウさん、れーじゅ差し上げるんで、愛しのランサーさんと一緒に日本にランデブーにいったらいかがです?と、言えないほどには、友人を巻き込みたくない、と思っている自分がいることに、私は深くため息を零した。
あ?イケメン?・・・鳳珠さまのお顔を見てたら、正直耐性なんてできてるよねー。てなもんですよ。えぇ、あの顔面兵器と黎深さまに言わしめた美貌を見ていたら、輝く貌とはいってもまぁ、あぁうん。見たことあるある。なノリになるって。だからお願い。そんなきらきらした目でこっち見んといて!あ。やめてソラウさん嫉妬の視線はやめてくださいちょ、早くチャームをなんとかするもの作らないと私の身が危ない!恋する乙女は片手で龍を殺すぐらい危険なんだから!
ねむい・・・うわぁ今日なんか眠いよ・・・。
あれか、久しぶりに外にいたからかな。今日お祭りだったんですよ。とはいっても、夜じゃなくて昼間ですがね。
踊りに身内が出るのでまぁそれを見に行ったわけですが。うらじゃー!
風があったからまぁまだ過ごしやすかった。でも外やっぱ暑いですねー。姉は元気に踊っていました。体力よく持つな、ほんと。楽しそうで何よりです。
そんなこんなでレスでーす。不要の方もコメントありがとうございました!
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