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「シャイニーと傍観主のマジLove♡クッキング!」

「シャイニーと!」
「透子の!」
「「マジLove♡クッキングー!」」

ドーン!バラララララ!!!

「・・・・・・・・・・・・・とまぁ、よくわからないタイトルコールなんぞさせられたわけですが、要するにどういうことですか」
「要するにー!Youと、Meで!クッキングしちゃいましょー!ってことデース!」
「はぁ。・・・まぁ、タイトル見ればおおよそわかりますが、なぜ人選が学園長?ここネタ的に四ノ宮君的なポジションじゃないんですか?それかガチでするなら聖川君とかだと思うんですけど」
「それはー書き手の都合デース!」
「わぁ、それ言っちゃいけない一言ですよ学園長・・・ていうかできるんですか?料理」
「Meに不可能という三文字は赤ペンで消しちゃってるのでアリマセーン!問題ナッッスィーーング!」
「(テンションたけぇ・・・)じゃぁ私はアシスタント役なんですか?」
「いえいえ、メインはMiss.ナカムラデース!」
「え?ここは元とはいえアイドルがメイン張るべきじゃぁ・・・」
「それでは今日のメニューイキマッショー!」
「スルーか!!・・えーと、今日のメニューは苺のショートケーキです。・・・予想外にシンプルなものが」
「スイーツの王道は外せまセーン」
「まぁいいですけど。えーとじゃぁ材料紹介です。18㎝の円形ケーキ型を使用しての目安になりますので、ケーキ型の大きさには注意しておいてくださいねー」
「大きすぎても小さすぎてもダメダメなのよ!」
「では材料ですけど、土台となるスポンジケーキの材料はこれ」

スポンジケーキの材料
3個
薄力粉 90g
グラニュー糖 85g
無塩バター 30g


「レシピ本によっては微妙に違うこともありますので、ご注意くださいねー」
「世の中平等ってことはないのデース!」
「統一すりゃいいんですけどね。続いてデコレーション用の材料はこちら」

デコレーション用の材料
 
生クリーム 200ml
グラニュー糖 40g
いちご 1パック
ミントの葉 適宜
ホイップクリーム 100ml


「まぁこの辺は好みによって違いは出てきますね」
「苺の量を増やすも減らすもミント変えるも砂糖の量を変えるもご自由にってことデスネ」
「デコレーションですから好きなようにすりゃいいんですよ」
「Oh!芸術性が試されマース!」
「センスは期待しないでくださいね。じゃぁ次、スポンジつくりにいっちゃいまーす」
「注意点はアリマスカー?」
「卵は常温に戻しておくのがベスト。ってまぁ、基本なんでもそうですけどね。あと薄力粉は二回ぐらふるいにかけておいてくださいね。下準備はしっかりしておくと後が楽です」
「Miss.ナカムラ、しっつもんデース!」
「はい、なんですか学園長。ところでいつの間にかエプロンがピンクフリルなんですけどそれ四ノ宮君の私物じゃぁ・・・」
「ノン。Meの私物デース」
「マジですか。・・・・えーと、質問は?」
「なぜ卵は常温に戻すのデスカー?どのレシピ本でもよく書いてありマース」
「あー確かに、お菓子作りには基本卵は常温でとかよく書いてますね。書かれなくても暗黙の了解で大抵卵は常温に戻すもんです」
「その理由は?」
「混ざりやすくするためと、他の材料を冷やさないため、っていうのが一般的です。まぁ別に常温に戻さなくてもさして問題はないんですけど、ひと手間加えることで口当たりもよくなりますし、スポンジなんかは膨らみやすくなります。特にバターと一緒に混ぜるときなんかは冷えてると分離しやすくて混ぜにくくもあるので、常温に戻すのが一番いい方法です。でもまぁそんな神経質にならなくても大丈夫ですよ。プロが提供するわけでもないんですから」
「なるほどー。常温のひと手間でより美味しく!ってわけデスネー」
「要約するとそういうことです。ってことで常温に戻した卵を解きほぐして、グラニュー糖を加えます。今回は約70℃の湯煎にかけながら混ぜます。ハンドミキサーなんかがあると便利ですが、ここは学園長に混ぜてもらいましょう」
「Meにまっかせなサーイ!」
「(明らかミキサーより早いんだけど・・・)・・・えーと、色が白っぽくなってもったりと泡だて器の形が残るぐらいになったら頃合いです。お疲れ様です学園長」
「これぐらいお安い御用デース」
「(疲れが微塵もない、だと・・・!?)えーと、混ざった生地から大匙2ぐらいとって、電子レンジで溶かしておいたバターをいれて、よく混ぜ合わせます。バターを加えなかった方の生地にはふるっておいた薄力粉を加えて、泡を消さないように底の方から大きく混ぜましょう。泡は膨らみに関係してくるので注意してください」
「完全に混ざったらー溶かしバターを混ぜた生地をどどどーんといれて混ぜちゃってクダサーイ」
「この時に、泡だて器からゴムべらなんかに持ち替えて、さっくりと混ぜ合わせてください。練るようにはしないでくださいねー」
「そして全て混ざったら型にどろろろろっと流し込んじゃってー!」
「擬音が嫌だなそれ・・・間違っちゃいないけど・・。型にはあらかじめクッキングシートなりを敷いておいてくださいね。ないと普通に型から取り出しにくいですから」
「それからオーブンに?」
「突入ー!・・あ、ちなみに180℃で予熱しておいたオーブンにいれますよ。焼き時間の目安は約25分です」
「そして焼きあがったスポンジがあら不思議!こんなところにアリマース!」
「・・・事前にスポンジだけ作っといてっていう指令はこのためだったのか・・・。焼きあがったスポンジはしぼむのを防ぐために台に数回打ち付けてから型から外して冷ましてくださいね。こっちは時間短縮のためあらかじめ私が用意させられたスポンジにこれからデコレーションしていきます。デコレーション用のクリーム作りとかは省略。とりあえず冷やしながらホイップしちゃってください。暖めると失敗しますよ」
「ここからは各自自由にデコレーションタイムデース!」
「どうやります?学園長」
「マジパンで人形作ってますからそれ飾っちゃいマッショー!」
「用意周到だな。じゃぁとりあえず3つに切り分けて、間にクリームと苺のせてー」
「重ねたら、周りに生クリームを塗りたくりデース!真っ白ふわふわの土台が出来上がりマシター!」
「しぼりで生クリームを形作ってー」
「苺はここらにポポポーーンと載せちゃいマース!」
「最後に真ん中にマジパン載せてー」
「「でっきあっがり☆」」


「・・・・なんか割と普通に作っちゃいましたね」
「さぁさぁ、いいから食べちゃいマショー」
「あぁ、今お茶いれますから・・・てか月宮先生がすごい食べたそうですけど?」
「カメラマンは実食ダメダメなのよ!これはアシスタントの特権デース!」
「・・・だ、そうですよ」

≪シャイニーずるい!そのためにアシスタント役買って出たわねーー!!≫

「カンペで抗議とか。・・・まだ焼いてる生地ありますから、あとであげますよ。日向先生もよろしければどうぞ」

≪透子ちゃん素敵!大好き!愛してる!≫
≪悪いな、中村≫

「いえいえ。はい、学園長。お茶です。今回はショートケーキということで、ダージリンティーにしてみました。ショートケーキやフルーツタルトやムースなどには、ダージリンの渋みや香りがよく合いますよ。基本的に甘い系のお菓子にはストレートで飲める紅茶が合いやすいと言われます。まぁ好みなんでなんでも好きにしたらいいんですけどね」
「ケーキに合うお茶を選ぶのも、場をより芳醇な空間にするには必須デース。スイーツに合わせてお茶を考えるのも、一つの楽しみにしたらいかがデショー?」
「以上、シャイニーと透子のマジLove♡クッキングでした!」




※レシピとかお茶とか、一応調べてはいますがあんまり信じないように!色々とやり方やら好みはあるので、ほんの一例と思ってくださいませ。




・・・誕生日が今日・・・じゃねぇやもう昨日だ。と聞いたので、いつもお世話になっておりますので小噺でも!と思ったらとんだ会話文になった件について。
実際にケーキはあげられないので、クッキング形式にしてみました。何故人選が学園長かって?それはほら、お気に入りキャラってあるじゃん?未だかつてシャイニーでこんな小噺を書いた人いないんじゃないかって思ってる。
きっとこのクッキング番組は構内で流されるとかしてるんじゃないんですかね・・・。お昼の放送とかで。あるいはアイドルコースの研修ビデオ扱い。まさかの使用に「ちょ、聞いてねぇ!」と焦る傍観主が目に浮かびます。
作曲家コースなのに着実に事務所のアシスタントに仕込まれていってる気がしてならないwww割となんでもこなせる人材として重宝されそうですね。

さておきですね。本当、ネタとかコメントとかいつもいつもありがとうございます。ほんのささやかなお礼とお祝いの気持ちですが(ささやかすぎる)少しでもお仕事の疲れを癒せるものになっていればと思います。お誕生日おめでとうございます!

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