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コメにて新しいレイアウトにした小説が携帯だと縦一列に表示されるとあったのですが(ちなみに携帯はえーゆーのあんどろいど)他に携帯からの閲覧で表示に不具合が生じている方はいらっしゃいますでしょうか?
私、あまり携帯からPCサイトなどは見ず、ついでにガラケーなのでよくわからなくてですね。
元よりPCサイトですので、携帯での閲覧についてはあまり配慮した作りにはしておりませんで・・・。
一応携帯閲覧不向きとはindexにも明記しているのですが、携帯での見え方をチェックはしていませんでした。しかし携帯は正直サッパリです。一応自分の携帯から見た分には特に問題なく見れたんですけどね。何が原因なのでしょう?
わかる方がいらっしゃればご助言頂ければと思います。あるいはスマフォの方を操作すればなんとかなるものなのでしょうか?携帯事情はよくわからないのです・・・。
正直携帯はメールと電話とカメラ機能があれば十分じゃないかと思っていたりする今日この頃。
あと神宮寺さん編今月中に完結できそうになくてすみませんwwこの時期繁忙月で忙しいくっそwww
七月八月になると余計に忙しくなるので日記小噺以外はぷっつり止まる可能性が高いです。
日記だけは顔だししてるかもしれないししてないかもしれないし。ネタと気力さえあれば一発ネタっぽくやらかすことも可能ですけど、できない可能性も高いという結局よくわからないことになってますね。
要するにやる気ですよねー!・・・・・・・・・・・プリ連載頑張ります・・・・。
レスです。返信不要の方もコメントありがとうございます!
今日の更新
◎Long 水鏡の花 水宴の花(utpr)編アップ。
一言で言おう。
ど う し て こ う な っ た 。
今までにないほどがっつりきっちり丁寧に顔面に施された化粧が重たい。基本的にナチュラルメイクばかりだった自分にこれはきつい、と思いながら、喜々として飾り立てるスタイリストさんに物申せるはずもなく。
髪も普段は簡単に束ねる程度のそれを、しっかりとアップにしてまとめられ、スプレーで纏められる。あー・・・これ解くの大変だわー。鏡に映る自分の生気の抜けた顔を眺めていると、次は衣装、とばかりに引っ立てられ、あてがわれたのはハイウエストのAラインドレス。ウエスト部分に、ドレスと共布でできた大振りな薔薇の花が二つくっついて、そこから流れるようにひらひらとリボンが垂れ下がる。裾に行くにつれて広がる裾に足先まで隠されて、仕上げとばかりに頭の上に楕円形のベールを被せられ、Uピンで上から複数止められた。目の前を隠さないマリアベールは、昨今の人気である。芸能人はマリアベールが多いって話だね。・・どちらかというと顔が隠せるようなフェイスアップベールの方がよかったんだが。流行を取り入れたのだろうとはわかるが、別にいらない。そんな気遣い。緻密かつ繊細で美しいレースが顔の横にかかり、確かに綺麗だけれども、それを自分が身に着けていることに複雑な気持ちになる。むぅ、と押し黙ると、できましたよー、と喜々とした声で告げられ、姿見にかかっていた布が取り払われる。そうしてそこに映った全貌に、感動すればいいのか死んだ魚のような目をすればいいのかわからず、私は半笑いで鏡の中の自分を眺めた。
そこには、純白のウエディングドレスを身に着けた、嬉しくも悲しくもない、なんとも中途半端な顔をした自分が映っており、今一度、どうしてこうなった、と思わず天を仰いだ私は、何も悪くないと言い張ろう。
「中村さん綺麗!普段はかわいい、って感じですけど、やっぱりウエディングドレスを着るとぐっと大人びますねぇ!」
「あはは、ありがとうございます・・・」
「小柄な方用の写真も撮りたいなーって話してたところでしたから、中村さんばっちりですよ!写真撮っちゃいましょうよ」
「え、いや、私リハーサルの代理なだけなんで。渋谷さんが来るまでの代理なんで!」
「えーもったいなーい」
きゃあきゃあ、とはしゃぐスタイリストさんたちは、やはり結婚やウエディングドレスに憧れる女の子そのままで、実に楽しそうだ。そんなに好きなら自分で着ればいいのに、というのは野暮というものだろう。なにせこれはお仕事である。彼女らの仕事はモデルを美しく飾り立てることであって、決して自分が飾り立てられるわけではないのだ。だからこそ、憧れやら希望やらを詰め込んで、彼女らは人を飾り立てていく。それこそが生きがいなのだろう。特に、ウエディングドレスとは多くの女性にとって非常に重要な意味合いを持つのだし。通常の衣服よりも気合いが入るのは致し方ないというものだ。
うん。ただ、何故に自分に白羽の矢が立つの・・・?
「渋谷さんのばかー・・・」
情けなくも弱気な声で今ここにいない彼女に悪態を吐くが、仕方ない。彼女の乗った車が渋滞に引っかかり、現場に遅れることになったのは彼女のせいではないのだから。むしろ、一番彼女が気を揉んでいることだろう。根が真面目なものだから、内心の焦りは想像に余りある。けれども、だ。待っているだけっていうのもなんだから、って理由で日向さんだけリハーサルを先にとか別になくてもよかったんじゃないかなぁ!?というか、そこで相手役なんて別になくてもよかったんじゃないかなぁ!!!本来のパートナーがいないのにリハーサルしてどうすんのかね、本当に。
顔を曇らせる私に、けれど盛り上がる周囲はちっとも察してくれない。むしろ、さぁさぁ現場に!とばかりに手を引かれて、非常に憂鬱な気持ちで長い裾をやや引きずりつつ、慣れないハイヒールでとぼとぼと現場に向かった。・・・日向さんはすでにスタンバってるんだろうなぁ。あぁ、気まずい。私はただ普通に渋谷さんと日向さんという美男美女のツーショットを眼福に楽しみにしていただけなのに・・・!別に誰もドレスが着たいなんて望んでないよ?!内心でぶつぶつよと不平不満を連ねていると、やがてスタジオの扉が開かれ、セットが目に映る。赤いカーペットに、白い手すりの大きな階段。たくさんのカメラに照明器具、入り乱れるスタッフさんに、その片隅でこちらに背を向けて監督と話している背の高い白いタキシード姿が目に映る。・・・あ、胃が痛くなってきた。キリキリと極度の緊張と羞恥心、居た堪れなさに不調を訴える胃を撫でつつ、あそこまで行くのいやだなぁ、と思っていれば、向かい合っていた監督の方がこちらに気づき、何事かを日向さんに向かって言っていた。恐らく、私がきたことでも言ったのだろう。監督が何事か囁いた後、日向さんはこちらを振り向いたのだから。
目があった瞬間、咄嗟に愛想笑いを浮かべた私はまだまだ余裕があるのかもしれない。いやでも、マジちょっとお腹がね、うん。キリキリしてるんですけど。
「・・・お待たせ、しました」
どう声をかければいいのだろうか。迷いつつ、無難な声をかければ、日向さんは丸くなっていた目を数度瞬きさせて、それからうろり、と視線を泳がせた。
「あぁ。いや、別にそんなに待ってもないが・・・あー、なんだ。中村」
「はい」
「・・・随分、印象が変わるもんだな」
「まぁ、着るもので印象なんていくらでも変わりますからね」
普段が普段なだけに、確かにいくらかのギャップはあるかもしれない。多少気まずそうに、うろうろと視線を泳がせてがしがしと頭をかいた日向さんにそりゃまぁ変わるだろう、と納得の相槌を返せば、彼は眉を潜めてはぁ、とため息を吐いた。
「お前なぁ・・いや、まぁ、お前らしいか」
「なんですか?」
「なんでもねぇよ。・・・ほら、リハーサル行くぞ」
「・・・日向さん、これ本当に意味あるんですかね?普通に渋谷さん待ってた方がよくないですか?」
「あぁ?今更何言ってんだ。そんな恰好までして」
「好き好んでしたわけじゃないんですけど。・・あぁ、でも、こうして並ぶと、普段よりちょっと顔が近いですね」
差し伸べられた手を取ることに躊躇しつつ横に並べば、普段よりも近い顔の位置に感慨深く呟く。ドレスの丈を生かすために高いヒールを履いてるものだから、十センチ近くは普段の目線と違うんだよな。
それでも日向さんの背丈を思えばあまり変わらないようにも思うが、実際並んでみると結構近くも感じるものだ。見上げる目線の違いにこれぐらい身長があれば世界の見え方も変わるのだろうか、となんとなくそんなことを考える。日向さんは、一瞬虚を突かれたような顔で私を見下ろし、少しばかり照れくさそうにはにかんだ。
「まぁ、相変わらずちっせぇことには違いないけどな」
「余計なお世話です!」
憎まれ口かこの野郎!!思わず眉を吊り上げれば、日向さんはくくく、と喉を震わせて笑い、ほら、と三角にした腕を差し出して、皮肉気に口角を吊り上げた。
「ヒール、高すぎて慣れてないんだろ。腕にでも捕まってろ」
「バランス感覚はいい方ですから、すぐに慣れますよ?」
「いいから、どうせカメラ前で同じようなことすんだから、大人しく捕まってろよ」
「・・わかりました」
まぁ、確かに、どうせ腕は組むことになるのだから、今組んでも同じことか。これもリハーサルの内と思えばいいのだろう。ほら、渋谷さんのためのリード練習とでも思えばいいんだよ。
そう言い聞かせて、渋々腕と胴体の間に故意に開けられた隙間に、肘まで白とレースでできた手袋に包まれた腕を差し込み、絡めて、胴体を寄せる。・・・うむ。すごい慣れない距離感だ。
なんとなく気恥ずかしくて俯き加減に目を伏せると、日向さんがゆっくりと歩き始めた。裾の長いドレス故、歩みが遅くなることを考慮してのペースだろう。うん。リハーサルの必要がないぐらいこの人リード慣れしてね?そう思いつつ、こちらもドレスの裾を踏まないように注意しつつ足を進める。くっそ、ヒール云々よりもこのロングドレスの裾に躓きそうだ・・・!
悪戦苦闘しつつ、羞恥心とかまぁ諸々に苦心しつつ、私は、人生初(トータル合わせてマジで初である)のウエディングドレスを堪能・・・堪能?したのであった。
まぁ、その日向さんとのツーショット写真をこっそり撮られて、それを見た月宮さんに盛大に駄々こねられたりする羽目になったのだが、そんなこたぁ一杯一杯だった私には、到底考えつかない話なのである。
「・・・・」
「どうした、中村」
「いや・・・なんていうか、月宮さんやっぱり半端ないなぁと・・・」
「は?」
「いやなんていうか男子にしておくのが真に惜しいというか、本人は別にそっちの気があるわけではないという話ですが血迷いそうな男子もいそうだよねといいますかとりあえずブライダルのポスターを男役ではなく女役で飾る月宮さんの美女っぷりに感服しているところです普通に綺麗ですねー」
「一息で言い切ったな。まぁ、女性用の化粧品のイメージモデルにもなってるぐらいだからな」
「なんか間違ってるような気もしますけどねぇ。こうなったら日向さんも月宮さんの相手役でポスター飾ればよかったのに」
「何が嬉しくて女装した男の隣で新郎役やらなきゃなんねぇんだよ・・・勘弁してくれ」
「お似合いですけどね。あ、じゃぁ渋谷さんとかと並んでもいいと思いますよ?渋谷さん結構背丈ありますし・・・見栄えがするっていうか華があるから日向さんの横でも見劣りしませんし」
「渋谷か。最近頑張ってるみたいだしな」
「ですよね!今女性アイドルの中で人気赤丸急上昇中なんですよ!」
「・・・お前、その満面の笑顔をあいつらの話題でも出してやれよ・・・」
「え?なんの話ですか?」
「なんでもねぇ。・・・お前は結婚に興味はないのか?」
「ないですね。あ、でもウエディングドレスとか白無垢とかには興味ありますよ。見る側で」
「着る側じゃねぇのか!」
「相手もいませんしー。七海さんとか渋谷さんとかのドレスは、きっと泣いちゃうぐらい綺麗でしょうね」
「お前なぁ・・・まぁ、着る側に興味を持たせるようにすんのも男の役目、って奴か・・・」
「いますかね?そんな人。それはさておき、日向さんにお仕事です」
「このタイミングで?!」
「今までのは前ふりですよ!というわけで、渋谷さんとペアでブライダルのCMのオファーです」
「前ふりなげぇな、おい。しかもなんでお前から回ってくるんだ」
「日向さんのマネージャーさんがぶっ倒れて急遽臨時で回ってきたんですよ。可笑しくないですか?私ただの事務というか総務というかそういう位置のはずなんですけど。一体私はこの事務所のどこに所属してるんですか?やること多彩すぎません?」
「こなせる辺りが中村のすごいところだな・・・まぁ、社長の意向だ、諦めろ」
「諦めるほかないとはわかってますけど・・・まぁ、とりあえずこのお仕事はお受けしてもいいんですか?」
「あぁ、構わねぇよ。にしても渋谷が相手役か。どうなるかな」
「うふふ、目の保養になりそうですね!」
※※※
六月の花嫁にちなんだ会話小噺?うちのサイトの傾向じゃぁ真っ当なジューンブライドにはなりそうになかったので湾曲した内容になりましたが。林檎ちゃんはきっと新婦役で出てそうだなぁと思ったらこんな会話を日向先生としてました。友ちゃんと日向先生が並ぶと迫力あると思うんだ!
そして傍観主の結婚や恋愛への認識は底辺だよ!やるより見る側でいたいよ!そこら辺の意識を改革できる男子がいるといいね!
というわけでレスです。返信不要の方もありがとうございました。