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更新

今日の更新

◎拍手小噺に一本追加








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〔つっづきから!〕

更新

今日の更新

◎拍手小噺に一本追加。







〔つっづきから!〕

あけましておめでとうございます。

今年一年もよろしくお願いいたします!
というか顔出し遅くなってすみません。桐林生きてますから!!
ネタと妄想だけは逞しくしてますから!!ただ文に起こすのに時間がかかるだけで!!
とりあえず今年一年も色々無事に元気よく過ごせるように頑張りたい所存です。
更新もちまちま数か月単位で頑張りたいところです。
支部も好きだけどサイトも好きなんだってアピールしたい。ていうかやっぱり色々吐き出すにはこういうサイトが一番じゃないかなって思うんですよ。支部ってあんまりにも人目につきやすいっていうかぁ・・・。あそこで投稿しても面白いかなとは思うけど、あまりにも表に出過ぎる気がするのでサイト形態が一番安心する今日この頃。

さておき今年一年、まったりのろのろ、「まだやってんだなこの人」って思われながら続けていきます!やっふー!
さておきそんな新年一発目はこれです。



今日の更新

◎拍手小噺に一本追加。



本編諸々じゃなくてすまない・・・・。
ネタバレ系は追記から。








〔つっづきから!〕

「Re;Life」

 パチリ、と脳で弾けたのはなんだったのか。いや、あるいはカチリ、とピースが嵌った音だったのか。
 茫然と自分の指先を離すまいとでもいうように握りしめる小さな手を見つめて、ポカンと呆けたように口を開けっ放しにする。
 ぎゅうぎゅうと多分力いっぱい握りしめているのだろうが、ちっとも圧力の感じられない手はきっと簡単に解くことができる。それをしないのは今脳内で起きたスパークへの処理が追いつかないからか、それともこの小さな柔い生き物を守らねばならないという本能か。多分どちらもなのだろう、と思いながら、まだ疎らに生えた薄い色味の頭髪と、同じ色をした両目の虹彩に息を呑む。


「豪・・・」


 呼べば、笑う。それが自分の名前だというように、何よりも無垢で無邪気な笑顔を浮かべて。その顔がかつてと重なって、茫然とした。あぁ、そんな。まさか、ねぇ、神様。
 
「豪?あら、それがこの子の名前?いい名前ね」
「烈と豪。うん。悪くないな」


 両親が笑う。覚えているよりもずっと若い2人が、幸せを絵にかいたような姿で。
 その姿に、反射的に口元に笑みを浮かべて嘘だろ、という呟きは飲み込んだ唾と一緒に喉の奥に落ちていく。再度視線を両親からずっと指を握って離さない「弟」に向けて、はは、と乾いた笑いを今度は零した。だってなんだかもう、笑うしかないだろう?
 現状、ぶっ倒れないだけマシな気がするが、帰ったら倒れてしまいそうだ、なんて、きっと弟と対面するまでわくわくと純粋に楽しみにしていたちょっと前の自分では考えられないことだろう。いや、今でも十分色々と考えられないところなのだが。
 だってそうだろう。自分は弟を「覚えて」いるし、両親を「若い」と感じ、そして自分を「知って」いるのだから。
 
「・・・なんていうんだっけ、こういうの」


 SFとかライトノベルとか、まぁそういうのは出てくる奴だったような気がする。気がするが、あまり突き詰めて考える気が今は起きず、手持無沙汰に握られたままの指先をゆらゆらと揺らした。それが楽しいのか弟はきゃっきゃと笑って、こんな時から人懐っこい奴だなぁ、なんて冷静に考えてみる。これから成長してよくて賑やか、悪くて五月蠅い。無鉄砲で馬鹿で向こう見ずで、だけど真っ直ぐで無邪気で憎めない、風のような奴になるのかと思うと―――あれこれちょっと矯正できたりとかできるんじゃないか?
 ちょっと脳裏を横切った可能性に先々の苦労を思い浮かべて揺れ動きながら、無邪気に笑う弟に相好を崩す。あぁ、まぁ、いいや。とりあえず。


「よろしくな、豪」


 記憶よりずっとあいた年の差で、昔よりもずっと「可愛い」と思える弟に年を取ったなぁなんて感想を抱いているなんて、誰にも知られない僕だけの秘密だ。




〔つっづきから!〕

更新

お久しぶりです。
真夏の繁忙期が終わってやっとゆっくりできる桐林ですほんともういやだ。



今日の更新

◎TOPに残暑お見舞い小噺アップ。



夏のネタはなにがあるかしら、と思って斜めな方向に着地しました。
いや、ある意味これも夏の風物詩かと・・・。傍観主らしいかなって思ってます!






〔つっづきから!〕

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