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ハッと、鼻から息が抜けるような笑い声が響く。
そのまま片手で顔を覆うようにして、俯き加減で肩を震わせてやがて堪えきれないように彼女は哄笑を響かせた。それは、まるで彼女に似つかわしくない、悪意に満ちた笑い声で。
乾いた空気を引き裂くように、張りつめた緊張感の中でいっそ場違いな笑い声が周囲に響き渡り、顔をあげたあの子の、黒々としたその瞳は愉悦に歪んでいた。
「私だよ、孫悟空。私が、お母さんとやらを傷つけたのさ」
「なっ」
「あぁ、正確に言うと違うがなぁ?ふふ、少々予定外だったが、これはこれでよい器だよ。貴様の体を奪えなかったのは、多少惜しかったがね」
言いながら、前髪をかき上げた彼女の・・・透子の淡い色味の唇が三日月のように吊り上る。違う。あの子はそんな笑い方をしない。そんな、ケダモノ染みた笑みを浮かべはしない。いつだってたおやかに。淡く小さく微笑んで。
優しさの欠片もない、その毒めいた笑み。同じ顔をしているのに、それでも浮かべるものの違いでこれほどまでに変わるのかというほどに、目の前に立つ相手は今まで見てきた彼女とは百八十度に違っていた。
愕然と唇を戦慄かせると、透子は・・透子の体を持った誰かは、ゆったりと両腕を広げて見せた。
「さぁ、第二ラウンドと行こうじゃないか。精々、悪あがきをするがいい地球人共!」
見下す彼女は、最早僕の片割れというには、あまりにもかけ離れた存在だった。
肩こりから起こる(と思われる)偏頭痛により二日ほどダウンしていた桐林ですこんばんは!
仕事には出ていましたけど帰ったら即行ダウンですよ。定期的にマッサージなり整体なり行かないとダメっすねー。こう、蓄積していって頭痛として発現してくるのが嫌だwww
でもまぁ、必ずしも肩こりが原因ってわけでもないんでしょうけどね。ほら頭痛って色々あるじゃないですか。偏頭痛だとは思うけども一応病院に行くべきなのかなーとか思いつつまぁいいやと思うのがダメなところですかね。
そういえばutprのライブDVD買っちゃいましたwwwwいやだって・・・欲しかったんだ・・・!我慢できなかったんだあの人たちカッコ可愛い面白いよぉ・・・!歌上手いしトークフリーダムだし面白いしやりたい放題だしなんだあのアイドル・・・!いやアイドルゲームの中の人だけどホントアイドルしてるよ頑張ってる・・・!別にダンスまで求めてなかったのに頑張ってる可愛い・・・!
ひたすら悶えに悶えてニヤニヤしながら見てました面白いよutprライブ。買って損はないよ!!いやむしろ買うべきだよ!!
あぁでもDVD見ていて思ったけど、ミクみたいな形でのライブとかもしたら面白いのになぁとか思いました。アニメでライブ映像とかもあればいいのになぁ。ご本人様はもちろんですが、後ろの画面にアニメの使い回しとかじゃなくて、キャラがライブしてるアニメ映像が流れたらもっと盛り上がると思うんだ!
だからもう映画でいいからアニメでライブ映像流そうよ!!アニメ三期はライブ公演までのすったもんだで、映画でライブ本番バーン!!とかいいじゃないか!!DVDおまけでライブの裏側とかさぁ・・・絶対買うと思うんだ・・・。
色々大変なのはわかりますが、そういうのも見たいです。アニメでもっとちゃんとライブみてみたいです。画面の向こう側からでもいいんで、リアルタイムで動きながら歌ったりしゃべったりしている彼らがみてみたいです。
生ライブで、声優さんもいるけど、画面越しに「皆、来てくれてありがとー!」って言ってくれたりするそんなのをもっと増やしてください・・・。生アテレコとかしてくれらた発狂するじゃんかね・・!いや生じゃなくてもいいんですけど!!とにかくそんな2.5次元的なライブみたいです。2次元みたいなちょっと現実とリンクしてそうな、そんなのがみたいなー。
よわぺだ可愛すぎる・・・!!
ひたすら漁って自分の好みを散策中ですけれど、鉄板の坂道くん愛されからハコガクのきゃっきゃうふふが楽しすぎて悶える。あ、あらきたさーーーーん!ママ北さんがツボすぎるやだなにあの中身イケメン(トゥンク)。顔面決してイケメンじゃないくせに中身がイケメンでときめく・・・!
そのくせ犬属性ってなんなの野獣の忠犬属性ってなんなの福ちゃんかっこかわいい・・・!
だからこの福ちゃんにだけベタ甘で他にツンケンしてるくせに面倒みちゃうツンデレがぁぁぁぁぁl!!
結果的に福ちゃんラブだからこそのあらきたさんですよね!ハコガクは旧三年ズが戯れてるとすごく幸せになれると実感しました。でも新開さんも素敵だよね山神は安定だよねハコガクホントいいキャラしてますなー!
あぁホントこの四人が戯れていればそれだけで面白いよ・・・。まぁ全体的にあらきたさん(ツッコミ)頑張って!という感じになりがちですけど。いやでもそこがいいんだよ!
でも好きなキャラほど書けないので大体自分で書くと扱いが雑になるよ!多分自分の好きキャラは私の場合、他の素敵な方々がたくさん供給してくださるので自分で生産する気が起きないというか自分のが見たいんじゃない、他人様のが見たいんだ!っていう心境でズレていくんだと思う。
とりあえず傍観主ぶっ込みバージョンをもそもそと考えてみるけど、大概三年と絡まないという。いやうん。二年で泉田君メインに据えてみちゃったからだけどね!(下記小ネタ参照)
傍観主のスタンスだと関わる率が低いんですよね、それこそホラーネタぐらいのインパクトがないとまず絡まない・・・ので絡ませるとなるとやっぱりマネぐらいしかないのかしらん?と思いつつそれやってもしばらく関わらないんだろうなと思うと傍観主ェ・・・ってなる。
あとドラマのかねだいち少年の事件簿が始まったのでうっかり初期を見直しています。個人的にはやっぱり初期が一番しっくりきますね。後の皆きらきらしすぎてるし・・・あとキャラ付けが違うのとかありますしね(二代目とか特に)。あ、でもNEOは割かし好きですよ!
かねだいちはアニメよりもドラマ派です!
あと最近の近況・・・ようやくHPのレイアウトがほぼほぼ終わったので、中身の加筆修正に入ってます。いや、レイアウトしながらちょこちょこ直してはいたのですが、やっぱりやっていくともう、昔の自分の成長の無さにへこたれたり辻褄考えたりこれどういう風に考えてたんだっけ?とか思ったり・・・うふふ、これが一番長いっつーのww
修正するにあたって、ちょっとばかし設定とか流れとかも変えて、書きやすいようにしようかなぁとかも思ってますが、どこまでやれるか・・・早くお披露目できればいいのですが。
それと夢主たちのイラストとかも新たに書き直したり(衣装案とかね!)してみたわけですが・・・いやキャラ設定まで細かく作ってあげるつもりはないんですけどね。(身長がどうの性格がどうの目の色だとか髪の色だとか細かく決めるのは好きじゃないんです)
あくまで個人的イメージなだけであって、書くにあたって今自分の中でこういう子を動かしているというだけの目安なわけですし。ただ同じ顔に書けないという致命的な欠点がありますがねwww
しかしながらこれは挙げるべきか否か。いやでもあの同盟入ってるんならあげておくべきか。
私デジタル苦手なので鉛筆画ですけど、誰かこれ元に描いてくれませんかねー?いや、割と真面目に。うん。色も乗っけてくれると尚ありがたい!
まぁそんなことよりもまず中身の修正を手早くしろということですよね。頑張ります。とりあえず近況でしたー。
生温い風が頬を撫でる。蒸し暑く、湿った空気が午前中の熱気により温められ、不快感を覚えるほどの湿気を含んで撫でていくのだ。しかし、不快なのはそんな温さや湿気のせいだけではない。
もっと根本的に、その空気は「気味が悪い」のだ。淀んだ陰湿な気配を多分に含ませて、ぞわぞわと背筋を這い上がるようなねっとりとした空気に、眉宇を潜めて顔をあげる。―――何か、よくないものがきている。しかも、結構性質が悪い系の。
目を細め、その気配の発生源を見やり――眉間の皺を深めた。
「おいおい、なにやってんの・・・」
さて、スルーしちゃっていいものか。
■
・・・とはいったものの、それが知らぬ相手ならばいざ知らず、多少なりとも関わりのある人間が相手となれば見捨てるわけにもいかない。まさか明日教室にいって生徒が一人減ってたとか洒落にもならんし。寝覚め悪すぎるってーの。取り越し苦労ならいいのだが、と思いながら発生源――自転車競技部の部室の前までやってくると、周囲を取り巻く陰湿な気配に、あ、これ本格的にヤバイわ、とぺしり、と額を叩いた。何をやらかしてこんなやばげなもの呼び寄せたのかは知らないが、本物呼んじゃうとかマジ勘弁。元々学校ってそういうもんだけどさー。
あぁ、嫌だなぁ。これ下手に充てられると私ぶっ倒れるんだけど、と思いつつペットボトルのキャップをあけてから、部室のドアに手をかけた。がちゃり。ノブを回して、ぎぃ、と蝶番の音をたててドアを引く。
そして、一気に押し寄せる陰気な空気をびしばし顔面といわず全身に浴びながら、私は振りかぶるようにしてペットボトルの中身を盛大にぶちまけた。無論、「対象物」に向かって、だ。
500mlの中身の半分ぐらいをかぶった「それ」は、ヒギィイィィィィイと形容しがたい悲鳴をあげて悶絶するように艶のない金髪を振り乱してのたうち回る。
しゅうしゅうと被ったところから湯気が立っているので、結構効果はあったらしい。ただの水なんですけどね、これ。一応力は込めておきましたけど、そこらの水道水なんですよこれ。いやん私ホント昔に戻りたい。
「え、あ、な、中村さん・・・!?」
「やぁ、泉田君。お疲れ様」
顔面蒼白にしながら、引き攣った顔で目を丸くしてこちらを振り返ったクラスメイトに、場の雰囲気にあっていないと自覚しながらも気の抜けた返事を返す。ついでに片手をあげながら、こいこい、と手招きをした。
「なんだ!?どういうことなのだこれは?!」
「泉田ぁ!!どうなってやがんだァ!?」
最早パニック状態です、と言わんばかりの錯乱した状態で怒鳴り散らす見知らぬ先輩二人。まぁ部室の中には他にも数名いるのだが、その数名はもはや声も出せないぐらいにびびっているので、存外彼らは余裕があるのかもしれない。でもとりあえずそんなこたぁいいのでこっちきなさい。
未だ動けもせずただただ目を見開くばかりの泉田君にため息を吐いて、腕を掴んでこっち側に引き寄せる。ついでにその横にいた黒田君もひっつかんで引っ張りこんだ。体格差があるとはいえ、構えてもいない体を引き寄せるのは容易く、うわっと声をあげてよろけた彼らを背中に庇い、その近くにいた先輩に視線をやった。
「助かりたいなら私の後ろにきてください。そこで騒いでる人たちも含めて」
「おめさん、一体・・・?」
「詮索無用。早く!」
そろそろあれも復活しそうなんで早くきてくれませんかね?!悠長に問答してる場合じゃないんですよマジで!!眉をキッと吊り上げて言えば、彼も状況が状況だからか、余計な口を閉じてぎゃあぎゃあと叫ぶ二人と固まりきっている一人を乱暴に押しやって、私の近くに駆け寄ってくる。そして全員がこっち側にきたのを見越して、私は半分残っていた水を足元に、線を引くようにしてまいていく。そうすると、髪を振り乱してぼざぼさにした、ぎょろりと大きな青い目をしたフランス人形が、こちらに飛びかかろうとしてしかし近づけずに足踏みをした。まるで、水の線が壁になっているかのように、こちらに近寄って来れないのだ。その光景をみて、背後でごくりと誰かが唾を飲み込んだ。
「・・・・とりあえず、逃げようか?」
「なんとかすんじゃねぇのかよ!?」
いや、正直人前であんまりやりたくないっていうか。なんていうか。目が細くて目つきも悪い、ぶっちゃけ「あれヤンキー?」みたいな先輩に怒鳴られて、私は首をすくめて苦笑いを零した。・・・やっぱり、どうにかしなくちゃダメ、ですよねー。
この年齢を迎えるのは何度目だろう、と机の上に置いた小さな三面鏡を前に制服のリボンの歪みを直しながらふと考える。思えばこの年齢に到達する前になんらかの事情で死んでしまうこともあったので、存外に数は少ないかもしれない。最高で何歳だったかな、と過去を思い返すも、苦々しい気持ちになったので思考を止めた。自分の死んだ年を思い返すとか悪趣味極まりない。そもそも思い返す記憶があるのがあれだとかいう根本的問題はすでに何百回と繰り返しているので今更か。ネガティブにはなってもポジティブには到底なれそうもない、と思いながらハンガーにかかっているブレザーを手に取り袖を通した。ストライプの入った青いブレザーの前をとめて、机の横にかけてある学生鞄を手に取る。ほぼ鞄の重量分ぐらいしかないような(つまり鞄そのものがそこそこ重い)それを持ち上げると、隙間がありまくる内部で恐らくペンケースだろうものががさがさと揺れる音がした。
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学校の入学式などどこも似たようなものである。保護者と在校生の真ん中を左胸にコサージュをつけた状態で歩いて着席。ステージ上の演説台で生徒やら校長やらの話をきいて、そそくさと退場して教室に向かう。退屈といえば退屈だし新鮮といえば新鮮。初めての場所というのは人も建物も環境も何もかもが目新しい。けれども入学式という行事も高校という学校も数回繰り返せばもうイイヨ、と匙を投げたくなる。よく青春をもう一度、とはいうがぶっちゃけそれそこそこ人生を全うした人が言える言葉だよね。入学式が終わりある意味自分のテリトリーともいえる教室に戻ってから、すでにいくつかのグループができている光景をやや後ろの方から眺め、行動が早いなぁ、と関心した。元々知り合いだったのかそれとも社交的な人種だったのか。どれかはわからないが早々にぺちゃくちゃと会話を楽しんでいるのは純粋にすごいと思う。
人生経験はあれどそこまで積極的に関わろうとはしない、コミュ障とまではいかずともそこそこ人見知りをする、というまぁ別に目立つこともない自分の性格を考えながら、でもとりあえず近くの誰かにでも声をかけてみようか、と視線を横に流した。趣味趣向の合う相手というのはおのずと発見できるものなので、実を言うとそこまで心配していない。いや、同類ってなんとなくわかるよね。うん。さておき流した視線の先は男子生徒だったので、あ、これはないな、と即座に跳ねた。跳ねた、が、なんとなく観察するように男子生徒を眺めやる。坊主頭?野球少年なのだろうか。あれ、でもこの学校野球部あったっけ?・・・まぁ運動部とはほぼ関わることはなさそうなのでそこまで重要視することもないか。
それにしもて首が結構太いな、鍛えているのだろうか。制服の上から骨格がわかるほど精通はしていないが、それでもなんとなくブレザーの下の大胸筋あたりが盛り上がっているように見えるので、結構マッチョ系とみた。腹筋割れてる系男子か。そんなことを考えていると、こちらの視線を感じたのか、不意に男子生徒がこちらを振り向く。向かい合って目があった瞬間、睫毛長!!と思った私に、その男子生徒は首を僅かに傾げた。
「・・・えっと、何?」
「え、あ、・・・別に、なんでも」
・・・・・・・・・・・・コミュ力低い!!いやでも初対面同士なのだから別に可笑しくはないはずだ。加えて性別の違いというものが余計に会話を難しくしていると思ったが、これも何かの縁だろう、と少し居住まいを正して口元に笑みを浮かべた。
「えーと、中村透子です。〇〇中学校からきました。どうぞよろしく」
挨拶は対人関係の基本とばかりに話しかければ、一瞬目を丸くした男子生徒は戸惑ったように視線を泳がせて、それからはにかむように口元をほころばせた。
「泉田塔一郎、です。えーと、出身校は××中学校で、趣味はロード。よろしく」
「ロード?」
「ロードバイク。知らないかな?自転車なんだけど」
「ごめん、よく知らないな。どんな自転車?」
うむ。好青年。律儀に丁寧に返した上にちゃんと次の会話内容もふってくる彼に、話しかけやすそうな男子生徒だなぁと思いつつ首を捻った。自転車などママチャリとかマウンテンバイクとかなんかそんなのしか知らないよ。まぁしかし趣味が自転車とはなんと健康的且つ爽やかな青年なんだ。きっと部活動に汗水たらして打ち込む素晴らしい青春を送ることだろう。無縁の世界だわーなんて思っている私に、男子生徒・・・泉田君はえーとね、といいながら鞄から携帯をだして何事かを操作していた。しかしガラケーか。今時の子はスマフォかと思っていたがガラケーの子もいるんだね。
「こういうの。カッコいいだろ?」
「あぁ、なんか見たことあるある。というか今朝も見た気がする」
なんか集団が乗っているのを。そうかこれがロードバイクなるものなのか。へぇ、と相槌を打てば、あぁそれは自転車競技部だね、と泉田君はにこりと笑いながら携帯をしまった。
「自転車競技部・・あぁ、インハイで優勝したっていう」
「そう!この学校の自転車競技部は強豪校として有名で、すごく強くて速いんだ。ここに入るために入学する生徒もいるぐらいで」
「・・・泉田君もそこに入部予定?」
「あ、わかる?」
「わかるよ。熱の入りようが、ね」
これでわからなかったらそりゃど天然かよほど察しが悪いかだよ。そんな話をしていれば、どこからかこの会話を聞いていたのは別の男子生徒が「何?お前も自転車部入るの?」などと泉田君に話しかけてきたので、そこで私と泉田君の会話は終了。ロードバイクの話で盛り上がり始める彼らを横目で見てから、私は教師がくるまでの間の次の話し相手を物色し始めた。とりあえず最初の出だしは自己紹介からで大体大丈夫そうだな。そして後ろを向いて目があった女の子に、にっこりと笑いかけたのだった。